明日もパソコンと過ごす

大体適当なことを書いてるブログ

Leica M10を迎えてしまった

結論から述べよう。後悔はしていない。自分のカメラボディ沼における一端の区切りになったと思っている。もしも、自分がM10を1年間使用して、本当に「良い」と思ったならM10-Pの1台体制にする予定だ。

 

さて、M10を購入した理由だが「安かった」につきる。M-P(Typ240)を購入しようとしていたところ、M-Pよりも安いM10を発見し、悩んだ末に「新しい方を購入しておくか…」といった短絡的な理由で購入。

 

包み隠さずいうと、Mの白のベールがかかったような画の方が好きなのだが、本格的にRFで撮影するなら万能なM10の方がいいと考えたのもある。

 

購入動機は置いておいて、M10を購入してから他のカメラに興味がわかなくなった…といえば嘘なのだけど、M10があるしいいや、と割り切れるようになった。カメラという「機材/道具」を調べる時間が減った。そして何よりも、以前よりも写真撮影体験が向上した、つまり「写真を撮る」のが楽しいわけだ。もちろん、Leica M8やSIGMA fp Lで撮るのも楽しいけど、M10で撮る写真はもっと楽しい。

 

それはなぜだろうか。M10が高いから?ブランド品の愉悦を味わえるから?レンジファインダーカメラなのだから、撮影の感覚的にはM8と大きな差はない。自分なりに考えてみたところ、万能なレンジファインダーだから「なんでもできる無敵感」がさせている気がする。M8の色味は好きだし、むしろM10よりもM8の方が好みなまである。けれども、M8はスペック上の制限が自分の写真表現における幅を狭めていた。特に、薄暗い室内(シーシャなど)にいく筆者にとっては致命的だった。M8は高感度耐性がない。つまり、スペック上厳しい場面があった。ゆえにM10を購入せざるを得なかったのだ。

 

気がつけば購入から半年以上。愛着や好みの1つもない。ただ、自分の要求に応えてくれる。道具でしかないのだ。