明日もパソコンと過ごす

大体適当なことを書いてるブログ

沼には沼を、SIGMA信者にはFoveonを

ガジェットオタクをやっていた影響でここ1年はカメラにも興味が出てきた。やはり沼には自ら沈みにいかなければいけない。沼は大正義。というわけで、今回は私を沼にドップリ浸からせた根源の「Foveon(フォビオン)」について述べていく。

 

まずは私のカメラ遍歴を書いておく。Kiss X9i→5DM2→Yi M→α7→Leica T→SIGMA fp Lである。色々と狂ってはいるものの、ここ1年でSIGMAのボディに逢着した。とりわけ、SIGMAのカメラはとにかくディープなのだが、他社製品にはない変態性がある。

 

変態カメラといえばPENTAXのカメラを想像しがちだが、方向性が違うだけでSIGMAも驚くべきほど変態だ。むしろ、SIGMAのほうが変態と評されるべきだろう。しかしSIGMAはレンズメーカーの印象が強く、カメラ本体は一部マニアの間でしか話題にならない。いわゆるカルトだな。

 

さて、SIGMAの変態性は現行のfpシリーズと過去のDP/SDシリーズで異なる。fp Lを購入し、メインで使用している私が過去製品について語るのは門外漢らしさがあるものの、やはり過去のシリーズ、すなわちFoveonセンサー搭載の名機を語りたい。Foveonは神……Foveonは神……。ちなみに、DP2Sを過去に所有していたので「Foveon」を未使用ではないのだが、1ヶ月ほどで売却した。そのため、「ガチ」で触れていたわけではないと断りをいれておく。そろそろ第2世代のMerrill(メリル)を購入したいところではあるが…。

 

前書きが長くなってしまった。まずFoveonとの出会いは遡ること半年ほど前。それまでは、私も例に漏れず「SIGMAのカメラはfpシリーズ」しか知らなかったし、Foveonなんて通好みなものを知ったのは本当ここ半年なわけだ。そりゃ、普通にしていたらカルト御用達変態カメラなんか知り得ないだろう。さらに言えば、当時の私はfpすら眼中になかった。ガジェットみたいなカメラくらいの認識だ。あとは軽量。

 

fp Lの前はα7を使っていたのだが、購入してから半年ほど経ったころに「手ブレ補正がない」という理由でα7s IIへの更新を検討していたのだけれども、一歩踏み出せずにいた。そんな状況が続くなか、カメラブログを読んでいたところ、Foveonの存在を知ったわけだ。これが後にfp Lの購入決断へ至るのだが、今回は割愛する。

 

さて、ひょんなことから知ったFoveonの作例をみて私はおもわず声を漏らしてしまった。APS-Cセンサーかつ、小型な筐体からこの画が吐き出されるなんて…。もう作例を見たら居ても立っても居られなくなってしまった。

 

ワクワクが止まらない。胸の中から何かが突き上げるような高ぶりだった。察しのいい方はお気づきだろうが、なにを隠そう、私は「新奇」「変態性」「ロマン」「唯一無二」といった独創的な製品によわいのだ。普通のものを使っても面白くないからな!!!!!

 

それが私とFoveonとの出会いだった。

 

その後、私はFoveonを体験してみたくDP2Sを試用がてら購入した。これがまた凄まじく、興奮するような絵を吐き出すのだ。しかし、そのためにはISO感度を100に固定する必要がある。なんなら撮影してから5秒ほどの処理時間もあり、待たなければいけない。バッテリーも尋常じゃないくらい悪いし、お世辞にも操作性やUIが優れているとは言い難い。

 

ただ、すべての条件が一致した時の画は凄まじく、いちおくまんてんの出来になるのだが、0点になることも多い。コツを掴むまではすべからく修行を重ねなければいけないのだ。ゲームでいうところのダークソウルだろう。一部ではドM向けカメラとの蔑称もついている。

 

そんなこんなで、DP2SとFoveonを友人に布教がてら自慢していたら、譲ってくれと懇願されてしまったので売却してしまったわけだが…。それはいいとしよう。

 

そこから、私のカメラ沼が本格的に始まった。無論、SIGMA以外のメーカーには興味が湧かないで情報を追うだけ追って買ってはいない。ガッツリと調べるのはFoveonセンサーのこと、作例などだ。購入予定のものが立て込んでいるので今すぐには買えないが、もうFoveonに魅了されてしまったので、SD1 Merrilをポチってしまおうとしている。

 

Foveon機にはDPとSDの路線がそれぞれあり、DPはコンデジ、SDは一眼レフだ。無論、私はSD1を先に購入予定する。理由としては、レンズ交換に対応しているのは後者かつ、SAマウントを採用していることから、SIGMAフィルムカメラと互換性があるからだ。

 

DPは一定数の流通があるのだが、SDはあまり流通していない。玄人向けの品ということもあり購入層が限られていた。中古ショップでも見たことがない。ヤフオクやメルカリなら辛うじてあるといったところか。  

 

それはそうと、Foveonには世代がある。初代Foveon X3→Merrill→Quattroだ。とりわけ私は2世代目の「Merrill」がすきで、Foveonらしさが色濃く現出されるのがたまらないのだ。あれこそがFoveonの神髄だと感じている。QuattroはFoveonであるものの、やはり「利便性を優先した結果無難になってしまった」ことから私は好きになれない。やべwメリルを想像しただけでニヤニヤしてきたw

 

なにはさておき、Foveonは神。それに尽きる。

 

それではまた